「焦燥」●鶴紗視点





●以下

「焦燥」本編、あとがき、拍手お礼、雑記(愚痴

と続きます。






鶴紗視点。
激しい戦闘後の、梅の心境。
ほんの軽い描写ですが一部あります。


てか。
……最近の記事、鶴紗視点ばっかりですね今気付きました
次はさすがに変えようと思います。
そして正直……
これが未掲載か掲載済みかも分かって無い……
作品リスト作るべきか、そんな大層な物じゃないので何とも。










●●







『………はぁ』

「……誰も、居ないな」

『う、ん』

「まぁ折角来たんだし、入って行くか」


落ち着いて話している風を装っているけれど
今のまいは、普段ではない。



確かに今日の戦闘は特殊戦術が用いられ
とかく まいを主軸にした戦術だった。
でもそれ故に
異常な興奮状態が続いている事は私も理解している。
理解はしている、けれど。

現場から少し離れた途端に
物凄い力で抱き寄せられてそのまま……
コトを始められそうな所を宥め賺し、漸く諫めて学園に連れ戻り
どうにか落ち着かせようと浴場に来たのだけれど。


私の思惑とはまるで状況が違っていた。
もっと大勢のリリィが入っているものだと思っていたのに
人っ子一人居ない。只の貸し切り状態。
大勢の人目の中でなら、多数の目移りするような光景の中でなら
まいも平常心を取り戻してくれるのでは、と
どうにか引っ張って連れて来た甲斐がまるで無かった。

骨折り損のくたびれ儲け。私は膝から崩れ落ちそうだった。








「……はぁ。気持ち良いなぁ……」

『うん……』

「まるで貸し切りだ、ゼータクだな。足も伸ばし放題だぞ」


足をバタバタさせ、水しぶきを上げながら
まいは確かに気持ち良さそうに、入浴を楽しんでいるようだった。
私はと言えば、何となく落ち着かず、身構えていたのだけれど
その様子に少し安堵して、気を抜いて入浴を楽しもうとした途端


「なぁ鶴紗。もっと気持ち良いコト、したい」


その台詞が聞こえたが途端、両腕を まいの腕で押さえられ
浴場の縁に押し付けられてしまった。


『ば、ばかっ、こんな所で何考えて……っ』

「だぁれも居ないじゃないか、もう良いだろ?」


息を荒げて、先程と同様な興奮状態のまいを見上げる。
こうなると、まい がもう人間に見えない。
まるで盛りのついた彼岸猫だ。


『興奮状態なのは理解出来る、でも公共の場じゃダメだ!』

「んなコト言うなよ、さっきから我慢してるじゃないか。
 そんなに梅がイヤか?」

『そうじゃない!私は……』

「わたしは?」


動物に人の言葉が通じるかどうか分からないけど
あまり言いたい言葉では無いけれど……仕方が無い。


『……もしも誰かが入って来たら困る。
 私だけの まいを、他の誰にも見せたく、ない』


わざと耳元で囁いた。
それを聞いた まいは、そのまま微動だにしない。
……どうしたんだろう?湯あたりする程入っていないけれど。
ぴくり、とまいの肩が微かに反応したかと思えば
みるみると耳に、頬に、赤みが差して来て


「ふっ……なぁぁぁぁ~~~っ!」

『ふな??』

「分かったココじゃ我慢する、我慢するから今!今すぐ上がるぞ!
 まだ梅に理性が残ってる内にっ!」

『うわっ!』


ざっぱぁぁぁ!!






後は、まいの強引過ぎる縮地のなすがまま。
あっという間に入浴用バスタオルはパジャマに替わった。
と思えば場所も景色も飛び越えて

気が付けば、まいの香り色濃いいつものベッドの上に
ポンと優しく投げ出され、少し弾んで私は着地した。


「はぁ、はぁ……」


まいは息を整えようと、ベッドの端で
私に背を向けて座り深呼吸をしている。
何の為に浴場に行ったのか分からない位の汗だく状態。
なかなかこちらに来ようともせず、未だ落ち着こうとしている様子の まいを見て
私は少し切なくなって来た。


『……まい、ごめ


謝ろうと口を開くとすぐに、まいは台詞を被せて来た。


「ごめんな、鶴紗にヤな思いさせた。
 縮地で走ったら少し落ち着いたぞ、もう大丈夫。
 後はさっさと寝る!添い寝位なら良いだろ?頼む鶴紗」


振り返り、眉をひそめたまま、疲れた笑顔を向けてそう言うまい。
情動を、そんなに早く抑え込めるわけがない。
無理に笑顔を作って、そんな台詞を吐かないで欲しい……!


『違う、私だって……!』

「?」


私だって本当は……普通の状態じゃない。
まいを諫めるフリをして、自分を抑え込んでいただけだ。
戦う まいの背中をずっと戦場の後方で見ていた。
無駄の無い動きと、その美しい立ち居振る舞いに思わず目を奪われてしまった。
今もずっと……胸が高鳴り続けて落ち着く訳も無かった。


『まい……』

「えっ……


まいの傍ににじり寄り、その頬を両手で捕まえ
思うままに口付ける。
慌てた様子だった まいも、私に合わせて徐々に荒ぶり
私は まいを、五感を通じて散々に味わい尽くす。
お互いの頬や髪の触り心地を存分に堪能したあと
離れ難い舌先だけを残し、唇を漸く解放した。


「……たづさ、ど、して?」

『……私だってリリィだ、まいの状態位分かる。
 まいのあんな戦いぶりを見ていて平気なわけが無い。
 私だって……どうしようもなく、まいが 欲し……』




まいの、喉が鳴る音が耳に響いて
潤む翡翠色の瞳が私を射抜くと


私達の なけなしの理性なんて疾うに失っていた事を
遠く、まるで夢の中の様に響く、互いの嬌声の中で思い知った。









●●fin.












●あとがき●


3月頃に、書いたは書いたけど
内容が内容なだけに出す事を躊躇していた短編。
原文はプライベッターに掲載。多少の修正あり。


戦場で、命のやり取りをしている戦士が
戦闘が終わったからと言って
すぐに心を落ち着けて休めるとは思えないので
どうしようもない興奮状態下でどんな行動を取るのか?
と思って書いたものです。


慰めるだけの関係でいさせたく無いし
相手が大切だから、こう展開してくれましたけど
もし理性のタガが外れていたら
……そんなのただのレ●●なので
多分鶴紗はひっそり居なくなるんじゃないかと。

こういう事は、愛情あってのものだと思います。


あとがきはこの辺で。お粗末様でした。










●拍手お礼●

●10/29、●11/1、11/2、●11/7、11/8、11/9

●の日付では2拍手、その他は1拍手を頂きました。

……どうしたんだろう?こんなに頂いて良いんだろうか??

この閑古鳥ブログに拍手して頂き、本当にありがとうございます
めっちゃ嬉しいですっ_(:D」┌)⁼³₌₃ <ワァワァ!!











●雑記●


真夏日までは行かないものの
夏日を11月に迎えるなんて
そりゃもう末恐ろしい現実に直面した上に
秋を感じる事無く怒涛の極寒・豪雪にまっしぐら!

と、本気でなりそうな感じですねこんにちは(長


こちらはそろそろスノータイヤの準備をしなければならなそうです
朝の寒暖差で崩しがちな体調を
サプリや運動で繋ぎ留めている皆さん
お互い、頑張りましょう( ´∀`)人(´∀` )




ここまで読んで下さってありがとうございました。
ではでは。










さて。
どうにもならない管理人の一人愚痴を
以下、反転でちょっと書いておきます
自分の気持ちを書いておきたいだけですので
閲覧非推奨です、失礼します。すみません……




……管理人、本気で疲れました(溜息



有名なブラックにバイト扱いで勤めております
ココで身体を悪くしたというのに
それ以上昇給とボーナスが貰える希望はまるでございません。

仕事を定年以上の上役たちに押し付けられて
どうにか体にムチ打って頑張ってみたものの

頑張りがたたって、脊椎と腕、手指の痛みが酷くて
毎日痛くてたまらんです。
だというのに。
また身勝手に上役たちが仕事を更に押し付けて来る上に
今度は冤罪を私に吹っ掛けて来まして……

同課に、働かない人(女性)が一人います。
色んな理由を付けて休んでばかりだから、月に4回出るか出ないか。
酷い時は月1でした(失笑)
でも上役に可愛がられているので
何をやっても首を切られる事が無い、特別扱いの人です。
私がこうして身体を壊したのは、組まれたシフトでこいつ(あ…)が
急に全て休み出したから負担が二倍以上になったせいです。

先日、仕事も中途半端なその人に
(やり残しの作業を私が肩代わりする羽目になる)
我慢の末、もう耐えかねて改善を要求したメモを書き置きしてしまい
相手が私に文句を言って来まして。

今は毎日、針のむしろ状態になりました。
上役と、周囲が全部こっちに槍を投げて来るわけです。

こういう所が、特に女性の怖い所ですね……
敵を見付けると、何をしても良いと思って容赦無いです。


まぁ私も過去何度も似た状況に遭ってて慣れているので(笑)
精神的に折れる事はありませんし
このまま会社を辞める事になっても別に構わんです。
あんな人の為に辞めるのが気に喰わないだけで
身体中痛いし、積み重なったストレスで限界なので良い機会かと。


運良く生き残ったとして。
今までのように、真面目に仕事する気は毛頭ありません。
バッカバカしい。あの人も、会社も。



真面目に働いて、仕事押し付けられている人達も多いでしょうけど
賃金に見合った作業までで十分だと思うので
頑張る事に何の意味も無いです、止めましょ。
年齢も関係無く、同じ場所で我慢して咲かなくて結構。
違う場所で、ちょっと芽が出れば良いと思います。

自分に合わない場所で頑張る意味なんて無いです。
頑張る事は美徳じゃないです、無理すれば簡単に壊れます。
生きて、健康でいられれば十分です。どうか気を付けて下さいね。



や、本気で疲れ切りました。人生休みたい……_ノ乙(、ン、)_


もし万が一読まれてしまった場合は……すみません。
一応、標榜している通り、二次と日記と愚痴ありのブログです
こういう記事書くと、大抵皆さん離れて行きますけど
なかなか吐き出す場所もございませんで…
至らぬ管理人で、重ね重ねすみません。失礼致します。











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