「告白」梅視点






初めてシリーズ・梅視点。

たづまい、まいたづ (お好みで)

今回は「告白」をする初めて。

※12/6・タイトル変更しました




私は正直言えば

アニメの梅が、鶴紗を好きになるとは思えないです。

夢結の影が大き過ぎて、多分、他の子が見えて無い。
姉妹の契りくらいは結べるかもしれないけれど
恋愛感情に発展するとは思って無くて。


たづまい、好きなくせにね(ひどいファン)


なので、今回の梅は特別に
梅の中の、夢結への恋心を超える『なにか』が起きて
少しずつ鶴紗への思いが膨らんでいる途中

という感じのシチュにしてみました(´ω`)ノ




このsns主流のご時世に
まさかのブクマ経由でいらして下さっているお方!
ええと……大丈夫ですか?
当ブログは確かにネタも書いてますけど
ほぼ黒い愚痴が多いので閲覧には十分ご注意下さい。

愚痴というか、言いたい事言わないと
頭の中の整理が出来ない はた迷惑なタイプなのです
すみませぬ。

ネタは右バーにある
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「鶴紗はホントに猫が好きだな」

『好き』

猫との逢瀬をダシに鶴紗を連れ回している訳じゃ無いけれど
今迄興味も示さなかった猫達が
少しずつ鶴紗に懐いていく様子を眺めていると
役には立っている様で嬉しい限りだ。

鶴紗は相変わらず猫にしか興味が無い。
そういう所も可愛いと思うし
……好き、だと思う。
私にとってはただの、いつもの可愛い後輩で終わるハズだったのにな。

鶴紗とは、肩肘張らずに自然体でいられて
何も言わなくても分かってくれる感じがして
多分、一番気楽に一緒に居られるヤツだと思う。

「良く慣れたな」

『……だと良いけど』

口数は少ないけれどそこもまた良い。

暇さえあれば猫との戯れに時間を割いて
懸命に好かれようと努力していたのを知っている。
どんなに人嫌いで頑固な猫でも
これだけ情熱的に好意を向けられたら
少しずつ興味を持ってくれるのは確かだろう。
鶴紗のこの努力には恐れ入る。

「また違う猫達を紹介しようか」

『え!?ありがとう梅様』

それまで地面に伏せて猫達と目線を合わせ
いつものバッグに用意していたおもちゃで遊んでいた鶴紗が
頭のアホ毛をピコピコさせて
一瞬でこちらを見て目を輝かせている様が
それはもう……可愛過ぎて
結局猫をダシに使ってしまった自分に少し呆れてしまう。


その表情で、私を見てくれ。


その時一瞬、そんな台詞が心に浮かんで
少し動揺してしまった私を
不思議そうな表情で見ている鶴紗。
そんな表情もまた私にとっては目の毒だ。


『梅様?』

「ん?どうした鶴紗」

『……別に』

口から零れた台詞とは裏腹に
私が言い難そうにしている雰囲気を察して
それだけ言ってゆっくりと猫達に向き返る鶴紗。

あまりに察しが良過ぎるというのも
お前にとって良いか悪いか分からないな。
そう、心の中で苦笑した。

そんな鶴紗だから私は、どんどん惹かれてしまう。
自分の中で、鶴紗への思いが膨らんでいく。
もう「好き」を隠したく無くなるな……。


「なぁ鶴紗、梅は好きか?」

『ん……………キライじゃない』

背を向けたまま間を置いて答えられたけれど
キライじゃない、か。
鶴紗からこの台詞を引き出せたのなら十分だ。
脈があろうと無かろうと
告白しても嫌われるとは思っていない。
そういうヤツじゃないからな鶴紗は。

いつの間にか鶴紗を、想像以上に信頼している自分が居る。
これはもう限界だ。



結局。
以前の想い人には言う事も無かった言葉を
最初にお前に言えるなんて最高だ。
例え拒まれたとしても構わない。

鶴紗に、素直な想いを伝えたい。ただそれだけ。



「お前が好きだ、鶴紗」







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